WBC 中田翔とT-岡田
代表候補選手発表のとき、中田を選ぶならT-岡田の方が良いんじゃないかな?と思い記事を書こうと思ったものの中途半端な下書きで終わっていたんですが
先日の最終選考に中田が残っていたのを見て今更すぎるけどちょっと書きたくなった。
まず、この二人の昨シーズンと通算の打撃成績
選手 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS | |
---|---|---|---|---|---|
中田翔 | 2012 | .239 | .307 | .420 | .727 |
通算 | .239 | .295 | .409 | .704 | |
T-岡田 | 2012 | .280 | .327 | .418 | .745 |
通算 | .263 | .330 | .455 | .785 |
この二人はどちらも長距離砲で、ポジションも本職がレフトでファーストも守れるという特徴が似た選手。
Tは2010年に33HRを放ち本塁打王のタイトルを獲得。ここ二年、特に去年は怪我もあり本塁打の数では苦しんだものの打率・OPSはまずまずの結果を残している。
中田は昨シーズン、リーグ2位タイでキャリアハイの24HRを打ったものの打率や出塁率はTより大幅に劣り、また得点圏打率も.198と極端にチャンスに弱かった(Tは.381)。
しかし、代表候補に選ばれたのは中田翔のみで、T-岡田は入らなかった。
山本浩二監督は中田を「唯一の大砲」と呼びそのリーグ2位の本塁打・長打力に期待を寄せています。
たしかに去年の本塁打の数では14本もの差があります。でもランナーを帰すのに必ず本塁打が必要というわけじゃないし
昨年の長打率ではほぼ変わらない数字を残している二選手のうち、打率.239で24HRの選手と.280で10HR(タイトルホルダー)の選手、どちらに期待が持てるかって言ったら自分は絶対後者だと思います。山本監督がこだわるジグザグ打線が中田を選んだ理由に関係しているかもしれませんが。
まあ、もし中田が日本の負けに直結するような結果に終わり世間で戦犯扱いされたとしても、Tだったら・・・みたいなことを言うつもりは無いですけどね。短期決戦だし結局は確率の問題だし(
(データはwikipediaとYahoo!を参考)